歯周治療、むし歯治療、根管治療、予防、メンテンナンス

フッ素濃度の改定 口腔衛生4学会

今年の初頭のプレスリリースでしたが、口腔衛生4学会(※)がフッ化物配合の歯磨き剤の推奨利用法について声明を出しています。

(※口腔衛生学会、小児歯科学会、歯科保存学会、老年歯科学会)

フッ化物については、いまだに漠然とこわいイメージで無添加の歯磨き剤を使用している方もいるようですが、う蝕(むし歯)予防のための使用は、客観的に効果と安全性が示されています。

今回の声明では、2つの主なポイントがあったかと思います。

1つは、乳幼児期のフッ化物濃度が500ppmから1000ppmへと引き上げられた点です。現在は販売のない子ども向けの1450ppmフッ素の市販についても導入を促す言及もありました。

もう1つは、成人期のフッ化物濃度について、5000ppmについて言及があったことです。日本のフッ化物濃度の現在の上限値は1500ppmですが、米国などでは5000ppmのフッ化物によるセルフケアとその有効性が示され始めています。国内でも濃度がさらに高い製品の使用がいずれできるようになる流れかと思います。

安全性と有効性に対する正しい知識が、予防につながります。当院でも情報提供を続けていきたいと思います。

モガミデンタルオフィス 小伝馬町・馬喰町・馬喰横山・東日本橋

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